296,「中国ビジネスは恋愛に良く似たり」 2005/12/16
みなさん、こんにちは。坂口昌章です。 =================================== 「中国ビジネスは恋愛に良く似たり」 ビジネスはコミュニケーションから始まる。その意味では、恋愛に似ている と言えよう。 名刺さえ出せばビジネスができるお手軽ビジネス。金さえ出せば疑似恋愛気 分が味わえるキャバクラのようなものだ。出会い系サイトのように手軽にで きるビジネスもある。不倫はサイドビジネスか。ビジネスも恋愛もお手軽だ。 しかし、世界的に見ると、これほどお気軽な国は珍しい。男女関係もビジネ スも手続きが必要だし、偶然に頼ったのでは良い結果は得られない。 特に、中国ビジネスは人脈が命。まず個人の信頼関係があって、次にビジネ スができる。また、共産党幹部等のエリート層が政治経済を牛耳っている国 でもある。従って、上層部とのコミュニケーションも重要だ。 ここで、恋愛にたとえて考えてみよう。私は男性なので、日本人の男性が中 国人女性の良き伴侶を得ようと考えているとする。あなたならどうするだろ うか。 日本人は中国語が話せない。だから、日本語が話せるホステスのいるクラブ に行く日本人男性は多い。あなたは、その中から伴侶を選ぶだろうか。ある いは、ナンパで良い女性を引っかけることを考えるかもしれない。自分は金 持ちであることをアピールして、盛り場で遊んでいる女性を狙うとか・・・。 ホステスで優秀な女性もいる。ナンパが幸せな結婚につながるケースもある。 だから、こうした方法が必ずしも悪いとは言えない。しかし、あくまで偶然 任せであり、良い人と出会うかもしれないが、悪い人と出会う確率の方が高 いだろう。 偶然の出会いではなく、必然の出会いを期待するのであれば、まず信頼でき る人の信用を得て、その人に良い人を紹介してもらうことが望ましいのでは ないか。 そう言うと、「恋愛結婚よりも見合い結婚を選ぶのか」という意見が出るだ ろう。しかし、恋愛結婚が成立するのは、一定の階層社会の中での出会いが 基本だ。パーティーで偶然出会うと言っても、そのパーティーに出席する人 はある程度のフィルターがかかっている。社内恋愛も同様だ。一流企業の社 内恋愛は、その会社に入社できるというフィルターがかかっている。勿論、 前述したような全くの偶然の出会いもないわけではないが、実際の確率は低 いだろう。 もう一つ考えなければならないのは、日本人が中国に行って中国女性の伴侶 を得ることは、最初から不利な条件を抱えているということである。言葉の 壁もあるし、反日感情もある。中国人は中国人と結婚するのが普通だろうし、 あえて日本人と結婚するということは、中国人以上の抜きんでた魅力が要求 される。つまり、中国人男性よりも不利な条件からのスタートなのだ。 まず、日本人であっても中国が好きだし、中国人を信頼していることを表現 しなければならないだろう。日本人同士で固まるのではなく、できるだけ地 元に溶け込むことも必要だ。勿論、言葉も勉強しなければならない。そして、 社会の上層部の人たちと人脈を築く。こちらから「良い人を紹介してくれ」 と言うのではなく、「あの日本人は良い人だから、誰か紹介してあげたい」 と思ってもらうことが大切である。すぐに結果を求めずに、時間がかかって も良いという姿勢も必要だろう。 さてここで恋愛からビジネスに話を戻そう。あなたは、日本語の話せるホス テスや街中で偶然であった相手と結婚しようとしていませんか。それも悪く はないでしょうが、失敗の確率は高いと思います。 執筆担当: 有限会社シナジープランニング( http://www.j-fashion.net/ ) ( http://j-fashion.cocolog-nifty.com/ ) 代表 坂口昌章 文化服装学院客員教授 ジャパンクリエーション・総合コーディネーター 文化女子大学特別講義講師 他歴任 |
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