293,「中国市場のブランドプロモーション」 2005/11/04
みなさん、こんにちは。坂口昌章です。 =================================== 「中国市場のブランドプロモーション」 10月28日、上海で「21世紀トップ・ラグジュアリーブランド」という イベントがあった。主催は「21世紀経済報道」という経済新聞。21世紀 経済報道は、中国のWTO加盟による経済成長に合わせ2001年に創刊さ れた経済専門新聞。現在の発行部数は48万9千部。協力はSuntch Branding。 中国で唯一のファッション専門のブランドコンサルティング&プロモーショ ン企業である。顧問として世界的に有名なGallup Consultingの中国法人が参 加。5年前から中国市場のブランドイメージ調査等を行っており、客観的な データの提供をしている。 第一部は、「中国ブランドの21世紀戦略」というテーマのパネルディスカ ッション。私もファッションプロデューサーという立場で参加した。パネリ ストのメンバーは、中国の有名ジュエリーメーカー「周大福」の代表者、中 国白酒のトップメーカー「水井坊」の代表者、復旦大学管理学院の教授、シ ンガポールから参加した「AMEX」のアジア担当シニアリーダー、21世 紀経済報道の代表者、そして私。 彼らのブランドに対する意識は十分に成熟していないが、単純に商品だけで は国際競争力がないことは理解しており、いかにして欧米のラグジュアリー ブランドに負けない中国ブランドを創造するかを真剣に考えていた。 第二部は、「21世紀トップ・ラグジュシリーブランド賞」の授賞式。私も プレゼンターとして登壇して記念撮影を行った。 受賞ブランドは以下の通りだが、日本企業は一社も入っていなかった。当然、 日本企業の姿は一社もなく、日本のマスコミ各社も来ていなかった。多分、 インテキ上海で手一杯だったのだろう。 国際ブランドの受賞は以下の通り。 ◆ジョルジョ・アルマーニ(中国ビジネスマンで最も有名な紳士服ブランド) ◆シャネル (中国のリッチな女性が支持するトップブランド) ◆クリスチャン・ディオール(ナンバー1の香水ブランド、ファッション デザイン、化粧品、アクセサリーでも高い評価) ◆グッチ (リッチでパワフルな人であることを証明するブランドとして、 特に中産階級の眼鏡ブランドとして浸透している) ◆ゼニア (伝統的な価値観、国際的なデザイン、先進的なマーケティング 戦略により、中国ビジネスマンの間に確固とした地位を築いた) ◆ナイキ (ナンバーワンスポーツ用品ブランド) ◆アディダス(中国ビジネスマンが最も支持するゴルフ用品ブランド) ◆ルイ・ヴィトン(ラグジュアリーマーケットの巨人。バッグのトップブランド) ◆フェラガモ(中国の高所得者に最も支持されている靴ブランド) ◆ランコム (化粧品部門の勝利者) ◆カリティエ(世界的に最も支持されているジュエリーブランド) ◆モンブラン(万年筆ブランドとして最も支持されているブランド。ラグジ ュアリーライフを象徴する万年筆とジュエリー) ◆ロレックス(アグレッシブなパフォーマンスにより、多くのニューセレブ に注目され、腕時計のトップブランドに上り詰めた) ◆ヴァセロン・コンスタンチン (250年の歴史を持つ腕時計メーカーで、 ビッグネームの一つ) ◆パテック・フィリップ (芸術品としての高級腕時計を創造) ◆BMW (国際自動車市場の巨人。中国消費者でナンバーワンの有名ブラ ンド) ◆キャデラック (リッチな中国ビジネスマンから絶大な支持を受けている 自動車ブランド) ◆SUMSUNG(高級なプロモーションと市場戦略により、中国ビジネス マンに最も人気のある携帯電話ブランドとなった) ◆BOSE(家庭用途から映画制作までナンバーワンのオーディオブランド として知られている) ◆ロイヤルカバー(モダンで高級、純粋でシンプルな刺繍で有名なイタリア の寝装品ブランド) ◆ノキア (中国の消費者に支持された高い市場シェアを持つ携帯電話ブラ ンド) ◆レミー・マルタン(高品質と伝統、中国でナンバーワンの洋酒ブランド) ◆IBM (中国で最も有名なデジタル製品ブランド) ◆ヘネシー(世界で最も売れているブランデーであり、中国消費者から最も 好まれる洋酒ブランド) ◆デイヴィドフ(独占的な葉巻ブランド) 中国ブランドは以下の通り。 ◆lenovo連想(IBMのパソコン部門を買収して世界的に有名になっ たパソコンのブランド) ◆中華 (中国で最も有名な煙草ブランド) ◆周大福 (香港出身の中国で最も有名なジュエリーブランド) ◆GREATWALL長上葡萄酒 (国営大企業のブランドで中国市場で20%のシ ェアを誇るナンバーワンブランド) ◆BAOXINIA(中国本土の高級紳士服ブランド) ◆TCL (フランスとの合弁企業。最も成長性の高い中国メーカーブランド) ◆YOUNGOR (中国ファッション業界のリーダブランド) ◆dopod (中国の高級PDAのブランド) ◆水井坊 (中国白酒のナンバーワンブランド) ◆李寧 (中国のスポーツ用品をリードするブランド) 第三部は、ファッションショーと懇親パーティー。中国には珍しく、ファッ ショナブルな男性も目立った。勿論、日本人は私達だけ。 中国市場は最早、参入方法云々の次元ではない。いかにプロモーションを行 うか。いかにメディアと付き合うか。それも商品レベルではなく、ブランド レベルで取り組むべきだ。 私は、前述した中国唯一のファッションブランドのコンサルティング&プロ モーション会社の日本総代理人兼特別顧問であり、東レ経営研究所が立ち上 げた「中国繊維ファッションビジネス研究会」の担当でもある。この二つを 組み合わせた、日本企業の中国市場浸透プログラムを考えたい。 執筆担当: 有限会社シナジープランニング( http://www.j-fashion.net/ ) ( http://j-fashion.cocolog-nifty.com/ ) 代表 坂口昌章 文化服装学院客員教授 ジャパンクリエーション・総合コーディネーター 文化女子大学特別講義講師 他歴任 |
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