282,「日本企業の悩みと中国企業の楽観」 2005/06/17
みなさん、こんにちは。坂口昌章です。 =================================== 「日本企業の悩みと中国企業の楽観」 中国に進出している日本企業に「最も解決すべき課題とはなんですか?」と 質問すると、「人の問題ですね。どうしたら定着率を高められるかに苦慮し ています」とのこと。 中国の人は、自分の給料を仲間と見せ合います。多分、他の会社の人とも。 その時に、多分話しているんでしょうね。この会社の仕事はつまらないとか、 あちらの会社の方が給料が良いようだ、等々。 もう一つ、中国人は日本人よりもキャリアステップについて真剣に考えてい るようです。「この仕事を続けていて自分にどんなプラスがあるのか」とい うことを常に考えます。将来につながらない仕事は辞めて、自分のやりたい ことをした方がいい、と考える人も多いのです。ですから、本当は単純作業 は嫌いだと思います。まぁ、誰でもあまり好きではないでしょうが。日本人 ももっと自分の仕事について考えた方が良いかもしれません。 中国企業に勤めている日本人の友人は、正反対のことを言います。「うちの 会社も確実に人材が育っているよ。これまで何十人のスタッフを採用したか 分からないけど。その中で駄目な人はどんどんクビにして、良い人材だけが 残るんだから、良い人材だけが残るわけ。人はいくらでも来るからね。人事 担当者は毎日面接してるよ。それが仕事だから」とのこと。 彼が言っている状況は日本企業と全く変わらない。社員は定着しないです。 でも、それをプラス思考で捉えている。おそらく、中国企業は皆そうなんだ ろうね。悩んでいるのは日本企業だけかもしれません。 「駄目な社員はクビにするっていうけど、何か基準はあるの。その条件に満 たないからクビにするってこと?」「そんなものないですよ。好き嫌いです よ。ボスが嫌いな人はクビ。だから、好きな人だけが残るからいいわけ」 「でも、好き嫌いで判断したらまずいでしょう?」「なぜ、まずいんですか? 好き嫌いしかないじゃないですか。坂口さんだって好き嫌いで決めるでしょ う」ここで反論不能。 日本企業では好き嫌いで人を判断してはいけないという常識がありますが、 それが中国にはない。好き嫌いが当たり前というのも凄いことです。 でも、発想を変えて、中国式に考えれば案外楽かもしれません。好き嫌いで 人を判断して嫌いな人はどんどんクビにする。この制度の良いところは、組 織内に派閥というものが生まれないですね。社長派一本。それで会社が傾む けば、社員はどんどん会社を辞めていく。場合によっては、社員も得意先も ごっそり引き抜かれて独立されてしまう。社長も緊張感を要求されます。 「中国のここが駄目」と決めつけるのは、単なる日本人固有の思考なのかも しれません。アメリカと中国はかなり近いのではないか。自分の思考を変え られないのならば、日本国内に閉じこもっていた方が良いと思います。でも、 自分を変えられる人、日本的思考に対応できなかった人にとっては、とても エキサイティングです。チャンスもあふれています。みなさんも私と一緒に 中国に行きましょう。 ===<セミナーのお知らせ>============================================ ◆中国の模倣品対策・知的財産戦略セミナーを開催(6月28日)◆ 〜企業ブランド、知的財産権をコピー商品からいかに守るか〜 知的財産侵害の現場情報と対策ノウハウは中国ビジネスの必須知識です! 第一部 中国における模倣品対策の現状と予防手段 第二部 中国消費者のコピー商品に関する意識を探る 第三部 知的財産権侵害企業を摘発する現場から 【日時】 2005年6月28日(火)13:00〜16:45 ※12:45〜受付開始 【会場】 新宿NSビル13F NS会議室B室(東京都新宿区西新宿) 【受講料】15,000円+消費税 合計15,750円(税込) 【定員】 30名(申し込み順とさせていただきます) 【主催】 株式会社サイバーブレインズ 【協賛】 スタートメディアジャパン株式会社 詳細はこちらまで⇒ http://www.chinasurvey.jp/seminar20050628.html ==================================================================== 執筆担当: 有限会社シナジープランニング( http://www.j-fashion.net/ ) ( http://j-fashion.cocolog-nifty.com/ ) 代表 坂口昌章 文化服装学院客員教授 ジャパンクリエーション・総合コーディネーター 文化女子大学特別講義講師 他歴任 |
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