219,中国と一緒に成功しよう 04/02/06
みなさん、こんにちは。坂口昌章です。 =================================== ◆中国と一緒に成功しよう 成功したければ、成長している産業、業種、職種、地域に係わることが大切 だ。中国のファッションビジネスは正にそういう状態であり、ここに乗らな い手はない。しかも、日本人は中国と日本という二つの地域に足場を作るこ とができる。中国人はまだ日本で法人を設立したり、ビジネスをすることは できない。もちろん、日本人も中国で自由にビジネスをすることはできない が、日本人が中国に出かけて、中国人とパートナーシップを組みビジネスを 展開することは可能だ。中国人が日本にきて、日本人と知り合い、パートナ ーシップを組むことは、逆の場合よりもはるかに困難だろう。そう考えると、 日本人の我々はかなり恵まれた環境におり、その環境を生かさないのは怠慢 としか言いようがない。 中国の魅力は経済成長だけではない。日本以上に契約社会であり、コミッシ ョンやバックマージンの考え方が一般化している。 日本では「取引先や販売先を紹介してくれ」と頼まれることはあっても、紹 介料をもらえることは非常に少ない。紹介先が悪ければ、「あんな先を紹介 しやがって」と文句を言うが、紹介が生み出した利益を紹介者に配分すると いう発想はない。同じ日本人なんだから、紹介するのが当たり前という常識 である。したがって、図々しく厚顔無恥の人間の方が利益を確保する可能性 が高い。親切な紹介者はお人好しに過ぎないのだ。 中国では、ビジネスチャンスに金を支払うのは当然という考えがある。金を 支払わなければ、その人との付き合いも一度限りになってしまう。継続的に ビジネスを続けるためにも、払うべきものは払わなければならないのだ。商 売も基本的には個人対個人の信用であり、個人の信用は継続的なビジネスチ ャンスになり得る。 日本人は誰でも信用するという前提で付き合うが、その分、ビジネス上で嘘 をつくことも多い。「今度だけこの工賃でやってくれ。必ず埋め合わせはす る」などという約束は信じる方が愚かだろう。日本人は「中国人が嘘をつく」 と言うが、中国人も「日本人は嘘をつく」と言う。どちらの嘘も同じ国内の 人間同士ならば常識なのだが、国が異なると常識も異なるのだ。 いずれにしても、中国では人間関係とビジネスモデルを構築すれば、ある種 の権利として継続した利益が見込めるのである。 中国の成長に乗ると言っても、日本人が中国国内のビジネスを展開するのは 困難である。市場経済を建前とする日本市場も、実際には様々な参入障壁な 規制が存在する。規制の多い日本市場で欧米の企業が成功するのは困難であ る。中国も同様であり、流通開放後であっても、様々な規制が残されるのは 明かだ。中国国内市場に参入するには、(欧米企業が日本市場でそうしたよ うに)中国企業との合弁やタイアップが必要だろう。 むしろ、日本企業の可能性は日本市場にある。中国の低い人件費を活用する だけの単純なビジネスモデルは次第に価格競争が厳しくなり、通用しなくな っている。更に、高度な日本と中国の提携や取組が求められているのだ。日 本市場で通用する高級品は、中国でも通用するだろう。日本が中国市場に参 入するメリットは、高級品市場への参入である。「高級品=イタリア製」と 考えていたのでは、ヨーロッパ企業に勝てない。日本と中国の連合軍でアジ ア発の世界に通用する高級品を開発することが求められているのだ。ファッ ション企業にもトヨタやソニーのようなマーケティング戦略が求められてい る。 ★━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <<アパレルウェブBOOKストア中国関連特集!>> 【売れ筋】 中国ビジネス最新ガイド〈トレンドがわかる実践編〉 大好評4刷出来の『初めての中国ビジネス』発行から1年。待望の続編が満 を持して登場しました!実務エキスパートだから書ける、最前線の情報満載! 中国ビジネスに携わる方、必読の1冊です。 お求めは・・・ http://www.apparel-web.com/bookstore/nna.html#1 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━★ 執筆担当: 有限会社シナジープランニング( http://www.j-fashion.net/ ) 代表 坂口昌章 文化服装学院客員教授 ジャパンクリエーション・総合コーディネーター 文化女子大学特別講義講師 他歴任 |
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