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119,双方向コミュニケーションのビジネスモデルを
2002/07/13
ビジネスはコミュニケーションです。そのコミュニケーションの
あり方が変わっています。消費者意識の高まりや消費者運動とは、
一方通行のコミュニケーションへの反旗とも考えられます。
政府や外務省への不満が溜まるのも、コミュニケーション不可の
状況だからです。小泉メールマガジンも当初は、双方向性を感じさ
せましたが、結局一方通行であることが分かり、興味がなくなって
しまいました。
再度、双方向コミュニケーションの本当の意味を考えたいと思い
ます。
マーケット・ナウ (リサーチニュース2002年5月21日)
■双方向コミュニケーションのビジネスモデルを■
有限会社シナジープランニング 坂口昌章
専門学校の特別講義で、レポートをメールで提出してもらうこと
にした。約50名からメールが届き、全てに返事を出した。ささや
かな双方向コミュニケーションだが、こちらが想像している以上に
学生は喜び、感激したらしい。
思えば、私たちの日常生活では双方向コミュニケコーションが絶
対的に欠如している。テレビやビデオも一方的な情報発信であり、
学校での授業も一方通行である。買物をしても食事をしても、全て
は一方通行のコミュニケーションばかりが幅をきかせている。親子
や家族のコミュニケーションはどうだろうか。それぞれが相手に一
方的に発信するだけで、双方向になっていない家庭も多いだろう。
若者は不安を感じている。ビジネスのことが分からない。英語が
しゃべれない。自分のポジションが見えない。やりたいことが分か
らない。それに対し、多くの大人は不安を助長するだけで安心させ
ることをしない。曰く、「あれをしなければ駄目だ」「これが必要
だ」云々。
彼らは不安を解消したがっている。「大丈夫。あなたは良いモノ
を持っている」「ビジネスなんて最初は誰も分からないんだ」「英
語ができなくても困らないことの方が多いよ」「自分の全てをさら
け出す必要はない。自分を演出し、演じればいいんだ」云々。
インターネットは双方向コミュニケーションを創り出すメディア
と言われてきた。でも、それを使う人間が双方向コミュニケーショ
ンに慣れていないので、常に一方通行の情報配信しか行っていない。
日本の企業や行政の組織は、基本的に上意下達である。会議も平
等に意見を交換するのではなく、上下関係の中での一方的コミュニ
ケーションなのだ。こうした思想は、幼稚園や小学校から刷り込ま
れている。「自分より上位の人の言うことは黙って従いなさい」と
いう教えである。友達同士のコミュニケーションも、常に親や先生
に管理されている疑似コミュニケーションにすぎないのだ。
全てのコミュニケーション、関係を見直す時期が来ている。政治
家と国民の関係、経営者と社員の関係、企業と市民の関係、先生と
学生の関係、販売員と顧客の関係、売り手と買い手の関係、上司と
部下の関係等々。これら全てを双方向コミュニケーションに変えら
れれば、新しいビジネスモデルが見えてくるのではないだろうか。◆
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